Backlog拡張:autofilter, wiki

うちの会社ではBacklogに大変お世話になっている。ただ、利用率は100%ではなく、Excel派、redmine派と分かれている。

タスクが数百を超えてくると、今のWebインタフェースでは管理者は現状分析がしづらい。また、1回のリリースで100個近いタスクを完了させたり、スケジュールの調整を行うのも辛い。ちなみに、「管理者が辛いのはプロセスが間違っているからだ」という話は置いておく。

一般的にWeb系のタスク管理ツールの敵は明らかにExcelであろう。Web系同士で争う前に、ExcelのUIに勝つことを考えなければならない。

また、Wikiの機能が弱い。うちではWikiはfswikiになっている。fswikiほどではないが、メニューとかよくある機能ぐらいは欲しい。

このままではタスク管理というか情報共有が破綻してしまいそうになったため、Backlogに統一すべくGreaseMonkeyを書いてみた。

使い方と機能について

■AutoFilter

「課題の検索」画面で、タスク一覧のテーブルの上に[AF]というリンクが追加される。

ここをクリックすると、現在の検索条件でオートフィルターモードが開始。元に戻ったり、検索条件を変えるにはリロード。

  • 全画面、固定ヘッダースクロール表示
    • 一気に全体を素早くみれる
    • 300個ぐらいなら実用的速度
      • →今後速くする予定
    • ポップアップで詳細やコメントの中身もみれる


  • Excelのオートフィルター、インクリメンタル検索
    • 直感的で素早い絞り込み
      • 内容で候補自動作成
      • 「空白」、「空白以外」での絞り込み
      • 「空白以外」とソートは同居できる
    • 複数キーによるソート
    • 件名・詳細の中身でインクリメンタル検索(スペース区切りで複数キーワード指定可能)
    • ダブルクリックでカラムの設定をクリア
    • 設定した絞り込み条件はプロジェクトごとにブラウザが記憶


  • まとめ処理機能
    • チェックをつけて、まとめてタスク完了などを行える


Wiki拡張
  • Wikiのインクリメンタル検索
  • Menu機能
    • →Menuというページを作るとサイドバーにメニューができる
  • 検索結果、タグの検索結果一覧を見やすく

インストール

インストールは、FirefoxGreaseMonkeyを入れて、以下のリンクをクリックしてインストール。

11月19日追記:ライセンスはMITです。

※タスクの数が多いと動きが遅くなるため、100個程度まで少し絞っておくと良いです。

!!注意!!
  • AutoPagerizeはBacklogを使うページでは除外しておく
  • 今回のリリース版以前の版を使っている人は必ずアンインストールが必要

今後

大量タスクのレスポンス向上や、もう少し細かな使い勝手を向上させていこうと考えている。また、コードのリポジトリをどこか公開の場所に移そうと思っている。

さらにはタスク管理・プロジェクト管理の効率的なUIとして、どのようなものが適当か探している。現在のBacklogのような思考結果を入れておくというところではなくて、もう少し思考を支援するようなツールになるにはどんなUIがいいのか?まだ決定的な答えがないのではないかというのが自分の認識。今後、GreaseMonkeyで試行錯誤しながら考えてみる。