Backlog拡張:autofilter 更新
Backlogのautofilter(GreaseMonkey拡張)を更新しました。(v0.4.0)
カスタムフィールドの対応と要望の多かった簡易集計機能の追加です。
インストール方法
既に入っている人は、自動的にアップデートされるはずです。
新規でインストールする場合は、FirefoxにGreaseMonkeyを入れて、以下のリンクをクリックしてインストールしてください。
AutoPagerizeはBacklogを使うページでは除外しておいてください。(GMのユーザースクリプトの管理画面で、AutoPagerizeの「ユーザースクリプトを実行しないページ」にて「*.backlog.jp/」のように指定。)
操作など
多分感覚で分かると思います。機能などについては以下の動画(4分くらい)にまとめました。
Backlog - autofilter デモ
- 動画内容
- 課題検索画面(普通のWebアプリの動き)
- 次へ、状態で絞ったりソートする
- AF 押す → autofilter起動
- ヘッダ固定で上下スクロール
- クリックで課題を別タブで開く
- Ctrlを押しながら開けばどんどん開ける
- インクリメンタルサーチ
- リアルタイムにタスクのタイトルと本文を全文検索
- 色、猫(変換)、backlog
- ポップアップでタスクをチラ見
- ヘッダクリックでソート
- Excelで良くやる感じ
- ヘッダクリックで絞り込み
- Excelで良くやる感じ
- ダブルクリックでクリア
- タスクにチェックつけて、チェックつけたものだけ残す
- 一括状態更新など
- 表示カラム選択
- 簡易レポート表示、クリックで広がる
- 簡易Export機能
- クリップボード経由で OpenOffice に貼り付け
- 課題検索画面(普通のWebアプリの動き)
技術詳細
カスタムフィールド対応
先日、ユーザーが自由に項目を追加できるカスタムフィールドがBacklogに機能追加されました。
今回の対応では、素直にAPIから情報を取ってきて動的にカラム情報を組み立てています。
ついでに複数選択リストをまともに扱えるように修正しました。
余談ですが、実は当初のAutofilterにはカスタムフィールド機能がありました。もちろん当時はBacklog自体にはそんな機能がなかったため、タスク本文にカスタムフィールドをエンコードし、編集画面を動的生成するという方法を実装していました。こんな風に、GMだと欲しい機能を自分で追加できて便利です。今だったらChrome拡張の方が便利そうだと思います。
簡易集計
現在の絞り込み条件で集計を行う機能です。管理者的には、予実の時間合計が便利になるため、担当者間の調整や課題の整理に威力を発揮すると思います。
以下のルールで集計方法を決めています。
- 数値だったら数値の合計と、入力されている項目数を数えます
- 選択項目だったら各項目をカウントして多い順に並べます
もちろん、カスタムフィールドにも対応しています。
いろいろ
以前の記事でExcelタスク管理を駆逐するということを書きましたが、今もその気持ちは変わっていません。
少人数アジャイル的開発や、末端タスク消費者としてはBacklogは現状では非常に便利なのですが、中央集権的なプロジェクトで使う場合は管理者としての機能が不十分だと思っています。とはいえ、ASP型タスク管理ツールとしては他にはない良さと安定感がありますので、個人的には向かうところ敵無しな状態だと考えています。
個人的なブラウザ環境がChromeになってしまったため、今後はChrome拡張に移植したり、Chrome拡張で新しい拡張を作ろうと考えています。さすがにGreaseMonkeyで3600行は辛くなってきました。
あと、Backlogでは本体の改良を手伝ってくれるエンジニアを募集しているらしいです。腕に覚えがある人は是非参加してみたらいいと思います。