ThinkPad X201s きた

次期マシン選定

前回のX61は本体のパフォーマンス自体は悪くなかったが、熱の問題でこれ以上使い続けるのは困難になった。手が熱すぎて外付けキーボード無しで仕事にならない。さすがにキーボード・トラックボールを持ち歩くのはもう疲れた。

そこで、去年の後半から次期マシン選定に入っていた。重量とスペックからVAIO Z(軽さ、スペック)とThinkPad X200s(軽さ、トラックポイント)、MacBookPro(外見、スペック)に絞り込んだ。重量が軽くスペックの高いVAIO Zの方向で考えていたが、VAIO ZのリニューアルやX200シリーズのバージョンアップなどが予定されていたため、もう少し待つことにした。

そして出てきたのがFHD液晶とSSDVAIO Zと、マイナーアップデートながら手堅いThinkPad X201s。待った甲斐があった。どちらも素敵。スペックからVAIO Zが勝ちだけども、トラックポイントとキーボードが安心なX201sも捨てがたい。残念ながらこれら2つが出たからには重量のマイナスポイントでMacは今回も外れた。

あとは実機を見て判断することにした。X201sは実際に触って試すことができないが、外見などはX200シリーズとほとんど同じと思われるので、手持ちの情報から何とか外挿できそう。ということでVAIO Zを実際にさわってみてから決めることにした。このサイズで1920x1080(FHD)という解像度は使いやすいのか、キーボード具合はどうか、外見や熱はどうかがチェックポイント。運良く発売日直後に確認できた。

画面についてはパネルの面積が大きくなかったため、第一印象ではあまり広いという印象はなかった。色はなかなか綺麗。字が小さいと情報量は増えるがやっぱり見づらいため、字を大きくして使いたい。そうすると情報量としては変わらないというか、縦が短くなった分狭く感じる。やっぱり解像度を増やすのであれば面積も増やしたいため、このサイズでのFHD自体は魅力にならないという結論になった。

キーボードもイマイチな気がした。ちょっと触った感じでは、キーの間隔が広すぎる気がした。キーのタッチや配列など、間隔以外は悪くない。慣れの問題かもしれないが、キーを外れると隙間に指がはまる感触にすこし違和感を感じた。外見や熱については特に問題なし。

結果、VAIO Zは悪くはないが直ちに購入決定できるほど良くもないという結論に至った。

利用状況を考えながら両者のスペックを確認したり、カスタマイズを繰り返しながら、最後に値段を考えて、結局X201sにした。VAIO Zだと40万近くになってしまうが、X201sだとウルトラベースが無料で付いてきて13万程度。これだけ値段の差が付けば仕方がない。

3月頭に注文して、4月1日にきた。

使ってみた

解像度が高いのは綺麗。画面も明るい。でもX61と比べてやっぱりパネルの面積が狭くなったような気がする。

X61と比べて横幅が増えているため、右側のキーが若干遠く感じる。キータッチはX61と違うけども悪くはない。今回からUS配列にしてみた。

マルチタッチができるタッチパッドWindowsのマルチタッチと関係があるのかと思っていたけども、全然関係なかった。誤動作を防ぐためにBIOSで無効にした。

重量がX61よりも軽くなったような気がする。バッテリーが6セルになったからかもしれない。

そしてなにより、パームレストが熱くない! 暖かくはなるけども、X61のように痛くはない。

しばらくWindows7を使ってみたが、Vistaほどは悪くない感じ。Cygwinもちゃんと動くし、Emacs23もある。Windowsでもいけるかなとちょっと思った。とりあえずリカバリメディアを作成した。