機能追加とUI

ずいぶん前に携帯電話を変えた。特に理由はなかったが、かなりの年月が経っていたので新しくしようと思った。PCからBluetooth経由でWINが使い放題という条件で某巨大液晶携帯を選択。

結果、変えたことをすごく後悔した。買って1時間もしないうちに、あまりの後退ぶりにイライラし始め、次の日には殺意を覚えるまでに至った。ひどすぎる。ありえない。

  • 着信したCメール一つ見るのに5秒以上かかる。
    • →動作の遅さだけでなく、画面遷移の仕方、キーの先行入力受付有無も含めて、利用者に何をさせたかったのか意味が分からない。
  • 一覧の項目移動に1件1秒ぐらいかかる。
    • →異常事態。バグと言っていいレベル。
  • 各画面からホームに戻るときに3秒以上固まる。
    • →すぐ閉じてポケットに入れて次の行動に移りたいのに移れない。
  • 画面暗転からキーを押して復帰するのに1秒以上かかる。
    • →時計にならない。
  • 電話とCメール程度しか使ってないのに、電池が全然持たない。1日程度で切れる。
    • →日常生活にこまめに携帯を充電しなければならないという制約が出来た。
  • などなど

やりたいことは変わってなってないのに、だんだん操作性やパフォーマンスが低下している。
聞けば、最近はどの携帯もこんな感じだと言うことで、もしかしたら自分の感覚がずれてきているのかもしれない。

携帯でなくてもUIを使いやすくまとめることは難しい

一般的に、ユーザーからの要望やビジネス上の都合から整理する暇もなく際限なく増えていく。単純に機能を増やすのは簡単だし、一つ一つ機能を追加する場面ではUIが悪くなることにも気が付きにくい。気が付いた時にはすごい状況になっていて、どうにかしなければと思い始める。

改修の続いてごちゃごちゃしてきたUIを一気に更新して整理すると、作り手側の気持ちはすっきりするけど、既存ユーザーがついてこないことも多い。

新規でUIを考えるだけではなくて、既存のUIへの機能追加、改良という観点でもUIを考えていきたい。