Sticky Shift / SandS

以前から Sticky Shift や SandS(Space and Shift) の操作性に興味を持っていたので、ちょっと導入してみた。

Ubuntu 8.04 での導入について、以下のページを参考にした。

適当なディレクトリで以下のように作業。

$ apt-get source xserver-xorg-input-keyboard
$ sudo apt-get build-dep xserver-xorg-input-keyboard
$ sudo apt-get install fakeroot
$ tar zxvf xserver-xorg-input-keyboard_1.2.2.orig.tar.gz
$ cd xserver-xorg-input-keyboard-1.2.2

ここで、上のページのパッチを適用する。バージョンが違うので人間patchを行ったが、大きな変更はないのでpatchコマンドでも行けるかもしれない。

 # patch -p1 < ../xf86-input-keyboard-1.3.0-mad-key.patch

あとはbuild。

$ fakeroot debian/rules binary

成功すればdebファイルができるので、dpkg -i で入れるか、soファイルを上書きする。自分のところではファイル一つなので上書きした。

$ sudo cp debian/tmp/usr/lib/xorg/modules/input/kbd_drv.so /usr/lib/xorg/modules/input/kbd_drv.so

あとは、xorg.conf を書き換えてX再起動(ログオンしなおす)。

1ヶ月近く使った感じでは以下のような感想。

  • Sticky Shift
    • ちゃんと運指を覚えないとなかなか使わない。
    • 連続してShift入力することも多いと、結局あまり使う機会がないかも。
    • 特にEmacsではCtrl押すことが多いので、それほど便利に感じないかもしれない。
  • SandS
    • 両手どちらの親指で押せるので便利。特にHHKはSpaceが長いのでさらに押しやすい。
    • スペースを挟んだ文字を入力したいときに、Spaceキーを離さないと次の文字が打てないので、高速に打っているとよく引っかかる。
  • One Shoft Escape
    • viでは便利。
    • 何かしようとしてCtrlを押したものの、やっぱり止めたというときに、Escになってこまることがある。

それほど大きな副作用はないため、もうちょっとしばらく使ってみて考えることにする。