Railsについて思うこと

2007-08-25 に便乗。

現在、炎上Rails案件の消火中。寝る時間も、自分の時間も、何かを楽しく実験するような時間も無い。いろいろなものを失って、これからも失い続ける。もう、何もかも疲れた自分が語るRailsについて。

現在の感想としては、フレームワーク自体は悪くないが、手放しに近い状況で「Rails良い」と煽りまくっているのはいかがなものかと思っている。世の中、Railsが想定していない案件や開発者もたくさん居るんですよと。

結局、Railsについて率直に駄目な点を上げると、

というところではないかなと。Rails自体はRailsらしく使えばいいだけであって、後は好き嫌いとか哲学の問題だと思っている。問題はRailsらしく使うということが難しいということなのだけど。

結局、普通に要件をまとめてシステム開発できる人で、Railsにあわせてきちんと設計できて、本番環境についても構築・運用の自信がある人ならば、Railsは確かにお勧めですよと。

逆に、フレームワーク無しで一通りWebアプリケーションを作った経験が無いとか、OO設計・DB設計したこと無いとか、システム開発について一通りWBSが引けない人とか、アプリケーションサーバーはRPM一発で入るものだとか、お客をお客だと思っていないような人は、Railsやる前にいろいろ勉強しなおしたほうがいいですよと。

そこらじゅうで起きていると言われるRails炎上案件や、コーディングしないような人が「Rails! Rails!」とか言っているのを見たり、Railsについて語れるほど調査したり使ったわけでも無いのに良いとか悪いとか言い合っているのをみて、悲しいことであることだなぁと思う大二病のこのごろでした。